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2011年01月02日
死なないで!殺さないで!生きようメッセージ集終了有難う!
認知症の人と家族の会

いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
長い間ブログ通して介護家族のナマの声をご覧頂き有難うございました。介護家族でなければ、心情はわかりません。私たち介護に携わる者も介護家族の思いを理解し、対応しなければならないと思いました。そして今なお悲惨な事件が続いています。是非一声かけて下さい。自分ひとりで悩まないで、一歩外に踏み出して見ましょう。介護は3割、自分の時間が7割もたないと自分自身がつぶれます。ブログをご覧の皆様、悩んでおられる家族にお会いしましたら、思いや苦しみを聞いてあげてください!吐き出すことで次の一歩が生まれてきます。
2人3脚 ホーム長 石田友子
公益歩人・認知症の人と家族の会・理事
人権擁護専門委員長・田部井康夫氏からのメッセージ
介護殺人や介護心中の報道に接するたびに、何とかならなかったのだろうか、と思ってきました。何とか、別の道を選択してもらうために、「家族の会」として出来ることは何か、「家族の会」でなければできないことは何か、と考えました。出た結論は、同じような体験をした家族の声を届けること以外にない、でした。
体験談を募集するにあたって、少し心配はありました。「死」にかかわる体験を公表することに対して、会員には抵抗感があるのではないかと思ったからです。しかし、それは全くの杞憂でした。応じてくれた速さにおいても、その内容の率直さにおいても、そして呼びかけの言葉の適切さにおいても、私の予測をはるかに超える、心情あふれるものばかりでした。それは三十年の歴史を通して到達した「家族の会」の「質」の水準の高さを物語っています。「家族の会」はここまできたという感慨と同時に、大きな誇りを感じました。
「死」を乗り越えた多くの人は今、平穏を得ています。しかし、「死」を乗り越えたとはいえ、今も屈折した思いを抱えている人もいるのも事実です。でも、共通するのは「死」を通り越した体験を、自分の心の中に閉じ込めず、他の人に対して呼びかけようという気持ちです。いずれの人も、「死」を通り越すことによって、変わったのだと思います。そして、他に呼びかけることによって、その気持ちはさらに大きく変ったとと信じています。生きる、という方向に向かって。外に向かって発することの意味は限りなく大きいと思います。
「家族の会」は今年のアルツハイマーの標語を「話してみよう認知症、あなたの勇気が地域を変える」としました、介護されている方は、是非その思いを、つらさを、誰かに話してください。話すには勇気がいると思います。その勇気は、きっと自分自身を変えることに気づかれると思います。周囲にいる方は、是非介護者に声をかけてください。その勇気は、きっと介護者を変え、その人自身を変えると思います。その輪が地域を変える力に必ずなると信じています。
でも、現実には、今も、介護をめぐる事件の報道が絶えることはありません。大切なのは、話すきっかけを作ることです。私たちは、作成したリーフレットを、何とか手にしてもらおうと色々なところに普及しています。介護保険の窓口や地域包括支援センターのナなどはもちろん、生活の必要があって立ち寄るかもしれない、コンビニやスーパー、金融機関などにも置いてもらうよう働きかけています。
理解は確実に広まっています。私たちは、悲しい「死」をなくす、具体的な成果につなげたいと思っています。社会保障全般による対策も強く求めながら、今、私たちができることを、粘り強く、確実に進めてゆきます。本書とリーフレットにより、「死」を通り越した介護家族の心からの呼びかけが、一人でも多くの人に届くよう、そして、一人でも多くの人が「生きよう!」と思ってくれるよう、心から願っています。
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いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
長い間ブログ通して介護家族のナマの声をご覧頂き有難うございました。介護家族でなければ、心情はわかりません。私たち介護に携わる者も介護家族の思いを理解し、対応しなければならないと思いました。そして今なお悲惨な事件が続いています。是非一声かけて下さい。自分ひとりで悩まないで、一歩外に踏み出して見ましょう。介護は3割、自分の時間が7割もたないと自分自身がつぶれます。ブログをご覧の皆様、悩んでおられる家族にお会いしましたら、思いや苦しみを聞いてあげてください!吐き出すことで次の一歩が生まれてきます。
2人3脚 ホーム長 石田友子
公益歩人・認知症の人と家族の会・理事
人権擁護専門委員長・田部井康夫氏からのメッセージ
介護殺人や介護心中の報道に接するたびに、何とかならなかったのだろうか、と思ってきました。何とか、別の道を選択してもらうために、「家族の会」として出来ることは何か、「家族の会」でなければできないことは何か、と考えました。出た結論は、同じような体験をした家族の声を届けること以外にない、でした。
体験談を募集するにあたって、少し心配はありました。「死」にかかわる体験を公表することに対して、会員には抵抗感があるのではないかと思ったからです。しかし、それは全くの杞憂でした。応じてくれた速さにおいても、その内容の率直さにおいても、そして呼びかけの言葉の適切さにおいても、私の予測をはるかに超える、心情あふれるものばかりでした。それは三十年の歴史を通して到達した「家族の会」の「質」の水準の高さを物語っています。「家族の会」はここまできたという感慨と同時に、大きな誇りを感じました。
「死」を乗り越えた多くの人は今、平穏を得ています。しかし、「死」を乗り越えたとはいえ、今も屈折した思いを抱えている人もいるのも事実です。でも、共通するのは「死」を通り越した体験を、自分の心の中に閉じ込めず、他の人に対して呼びかけようという気持ちです。いずれの人も、「死」を通り越すことによって、変わったのだと思います。そして、他に呼びかけることによって、その気持ちはさらに大きく変ったとと信じています。生きる、という方向に向かって。外に向かって発することの意味は限りなく大きいと思います。
「家族の会」は今年のアルツハイマーの標語を「話してみよう認知症、あなたの勇気が地域を変える」としました、介護されている方は、是非その思いを、つらさを、誰かに話してください。話すには勇気がいると思います。その勇気は、きっと自分自身を変えることに気づかれると思います。周囲にいる方は、是非介護者に声をかけてください。その勇気は、きっと介護者を変え、その人自身を変えると思います。その輪が地域を変える力に必ずなると信じています。
でも、現実には、今も、介護をめぐる事件の報道が絶えることはありません。大切なのは、話すきっかけを作ることです。私たちは、作成したリーフレットを、何とか手にしてもらおうと色々なところに普及しています。介護保険の窓口や地域包括支援センターのナなどはもちろん、生活の必要があって立ち寄るかもしれない、コンビニやスーパー、金融機関などにも置いてもらうよう働きかけています。
理解は確実に広まっています。私たちは、悲しい「死」をなくす、具体的な成果につなげたいと思っています。社会保障全般による対策も強く求めながら、今、私たちができることを、粘り強く、確実に進めてゆきます。本書とリーフレットにより、「死」を通り越した介護家族の心からの呼びかけが、一人でも多くの人に届くよう、そして、一人でも多くの人が「生きよう!」と思ってくれるよう、心から願っています。
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Posted by 2人3脚 at 11:55│Comments(2)
│介護者からの渾身のメッセージ集
この記事へのコメント
石田ホーム長さま
メッセージ集の中から、いろいろな困った行動に戸惑いながら介護する人の悩み・苦しみ・反省・叫びなどを長いこと送って頂き、有難うございました。
介護家族の思いを察し、さりげない『つぶやき』の中に介護に携わる方々の温かい気持ちが汲み取れ、どれほど励みになったか計り知れません。
『つぶやき』に何かを感じて送った私のコメントにも必ず返信を下さって、人間社会の有難さを他の大勢の介護家族にも伝えたいと、勝手ながらコメントした時の記事を output し、ファイルに閉じこんでおります。
今回の田部井理事さんのメッセージは流石に無駄なく要点をついており、介護している者への『生きよう』と言う呼びかけの集大成として、有難く戴いておきます。
メッセージ集の中から、いろいろな困った行動に戸惑いながら介護する人の悩み・苦しみ・反省・叫びなどを長いこと送って頂き、有難うございました。
介護家族の思いを察し、さりげない『つぶやき』の中に介護に携わる方々の温かい気持ちが汲み取れ、どれほど励みになったか計り知れません。
『つぶやき』に何かを感じて送った私のコメントにも必ず返信を下さって、人間社会の有難さを他の大勢の介護家族にも伝えたいと、勝手ながらコメントした時の記事を output し、ファイルに閉じこんでおります。
今回の田部井理事さんのメッセージは流石に無駄なく要点をついており、介護している者への『生きよう』と言う呼びかけの集大成として、有難く戴いておきます。
Posted by 久保田 稔 79歳 at 2011年01月03日 03:39
久保田稔様
明けましておめでとうございます。
どんなお正月を過ごされているのでしょうか。
毎回つたないブログにコメントくださりありがたく思っています。
久保田様のコメントで勇気づけられている方々は多いと思います。
今年はヘルパーさんに奥様の介護を安心してお任せし、他方面にわたり
ボランティアとして活躍されることを望みます。久保田さんのファンは
大勢いることでしょう。それには健康が一番です。
私も“生”ある限り自分自身の修行と思い、社会貢献していきたいと思っています。生涯、学習です。自分が学ばなければ、福祉についてお話することもできません。
そして常々私は「3つの心の使い方」について心がけております。
1.常にボジティブシンキングを心がけ負のイメージ払拭するようにする
2.感謝の心を忘れない。
3..愚痴をこぼさない。
今年もよろしくお願いいたします。m(^0^)m アドバイスもよろしく<ペコリ>
明けましておめでとうございます。
どんなお正月を過ごされているのでしょうか。
毎回つたないブログにコメントくださりありがたく思っています。
久保田様のコメントで勇気づけられている方々は多いと思います。
今年はヘルパーさんに奥様の介護を安心してお任せし、他方面にわたり
ボランティアとして活躍されることを望みます。久保田さんのファンは
大勢いることでしょう。それには健康が一番です。
私も“生”ある限り自分自身の修行と思い、社会貢献していきたいと思っています。生涯、学習です。自分が学ばなければ、福祉についてお話することもできません。
そして常々私は「3つの心の使い方」について心がけております。
1.常にボジティブシンキングを心がけ負のイメージ払拭するようにする
2.感謝の心を忘れない。
3..愚痴をこぼさない。
今年もよろしくお願いいたします。m(^0^)m アドバイスもよろしく<ペコリ>
Posted by 2人3脚 石田友子 at 2011年01月03日 13:45