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2009年12月13日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ
今介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けいたします。
超えるー乗り越えるほど自分が強くなるー
お母さん ごめんね ありがとう
(愛知県:女性34歳)
実母の異変に気づいたのは母が55歳、私が22歳のときでした。父と三人の娘たちは介護にはほとんど関与しませんでした。母も私も仕事を辞め、家に毎日いました。「なぜ私だけがみなくてはいけないのか。私の将来はどうなってしまうのか。これからは母どうなっていくのか。先が長いのにお金もない。どうやっていこう」と不安で毎日泣いていました。
徘徊したときは、私が母を刺し殺すより、川で流されて亡くなってくれたほうがいい。行方不明でそのままわからなくなってくれればいい。車にひかれて死んでもいい」とまで思っていました。
でも母は必死に生きていました。医者から散歩や日記をすすめられると毎日欠かさず行ないました。テレビや新聞で認知症のことが取り上げられるとメモを取り、実践していました。京都での国際会議にも一緒に行きました。病気に立ち向かって何とか治そうとしているようでした。失敗したり娘や人から怒られたりしても、不安で寂しい思いの中で母は一生懸命生きていました。
デイサービスやショートステイ、病院で、自分の思うように動かせてもらえなくても、食事介助で口の周りがカビカビになっても、文句を言えなかった母。胃ろうになり、寝たきりになって、痰の吸引が頻繁になっても、頑張って生きてくれた母。そんな母の姿を見て、生きることの大変さ、つらさを知り、それに負けない母を尊敬し、いとおしく思えました。
10年間、ずっと在宅で一緒に生きてきました。認知症になり、母も私もつらかった。理解できずに叩き合ったこともありました。一緒に泣いたり、怒ったり、笑ったり、喜んだりしました。それが介護であり、家族であり、日常生活であると思います。
それを教えてくれたのは母でした。
「おかあさんごめんね。ありがとう」
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Posted by 2人3脚 at 09:00│Comments(3)
│介護者からの渾身のメッセージ集
この記事へのコメント
冒頭の言葉、介護に限らないで色々な場面でも言えるのではないでしょうか?この言葉、今の僕自身へのメッセージにも受け止められました。何かあった時、この言葉を思い出してガンバっていこうと思います。素敵な言葉、ありがとうございます。
Posted by レオ at 2009年12月13日 10:30
レオ様
超える -乗り越えるほど自分が強くなるー
この言葉に感動を有難う
超える -乗り越えるほど自分が強くなるー
この言葉に感動を有難う
Posted by 2人3脚 at 2009年12月13日 18:44
何度声に出して言う価値ある素晴らしい言葉ですね!名刺サイズのカードに書いて財布の中に入れて読み返そうと思います。また、寝る前や出勤前とか頻繁に行おうと思います。
Posted by レオ at 2009年12月14日 23:50