ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2010年02月28日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集
認知症の人と家族の会

いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
吐き出す
ー言葉に出せばきっと楽になるー
きっと人生の大きな宝物となって返ってくる
(三重県・女性・59歳)
三六分の九.分母は結婚歴、分子は夫のアルツハイマー病歴年数です。まったく予想もしていなかった人生を歩むことになってしまいました。待望のアリセプトも効力はありませんでした。最初の頃は先のことを案じるばかり。誰にも相談できず、暗い気持ちで過ごしていました。
そんな折、夫が接触事故を起こしたのをきっかけに運転をやめさせ、私の運転で帰宅中のことです。前方の大型ダンプが車線を間違えたのか、私たち軽自動車めがけて迫ってきました。私は瞬間、これで二人一緒に死ねる、と思い覚悟しました。本当にぶつかる寸前でトラックの運転手が気づいたのか、私の左側にたまたまあった待避所にすっとよけ、何事もなかったように時が戻りました。
あの出来事は忘れられません。そして神様に「もう少し生きなさい」と言われた気がしました。そのあたりで私の死にたい気持ちはおさまったような気がします。しかし、夫の病が進行するにつれ、徘徊が始まり、探し回る日々、。自分の死は考えなかったものの「戻ってこなくていいや、もう知らない」と、心配しつつ心のどこかで、いやな私がささやきます。後で自分を責めるのも嫌な気分でした。
四年前入院。それから一年して運よく新設の施設に入所できました。スタッフの方々にも恵まれ有難く思っています。毎日顔を見に行くのが日課となっています。長かった嵐の時期もようやくおさまり、今はやっと落ちつきました。今やっと、本人の立場に立って 考えられるようになりました。この状態が少しでも長く続くように願っています。それが私の支えなのです。
現在大変な思いをされている方、難しいかもしれませんが、ご自分を大切に少しでもチャンスがあれば、自分にとって楽しいことを考えるだけでも力になると思います。けっして悪いことばかりは続きません。介護を乗り越えたということが、きっと人生の大きな宝物となって返ってくる、と信じています。
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いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
吐き出す
ー言葉に出せばきっと楽になるー
きっと人生の大きな宝物となって返ってくる
(三重県・女性・59歳)
三六分の九.分母は結婚歴、分子は夫のアルツハイマー病歴年数です。まったく予想もしていなかった人生を歩むことになってしまいました。待望のアリセプトも効力はありませんでした。最初の頃は先のことを案じるばかり。誰にも相談できず、暗い気持ちで過ごしていました。
そんな折、夫が接触事故を起こしたのをきっかけに運転をやめさせ、私の運転で帰宅中のことです。前方の大型ダンプが車線を間違えたのか、私たち軽自動車めがけて迫ってきました。私は瞬間、これで二人一緒に死ねる、と思い覚悟しました。本当にぶつかる寸前でトラックの運転手が気づいたのか、私の左側にたまたまあった待避所にすっとよけ、何事もなかったように時が戻りました。
あの出来事は忘れられません。そして神様に「もう少し生きなさい」と言われた気がしました。そのあたりで私の死にたい気持ちはおさまったような気がします。しかし、夫の病が進行するにつれ、徘徊が始まり、探し回る日々、。自分の死は考えなかったものの「戻ってこなくていいや、もう知らない」と、心配しつつ心のどこかで、いやな私がささやきます。後で自分を責めるのも嫌な気分でした。
四年前入院。それから一年して運よく新設の施設に入所できました。スタッフの方々にも恵まれ有難く思っています。毎日顔を見に行くのが日課となっています。長かった嵐の時期もようやくおさまり、今はやっと落ちつきました。今やっと、本人の立場に立って 考えられるようになりました。この状態が少しでも長く続くように願っています。それが私の支えなのです。
現在大変な思いをされている方、難しいかもしれませんが、ご自分を大切に少しでもチャンスがあれば、自分にとって楽しいことを考えるだけでも力になると思います。けっして悪いことばかりは続きません。介護を乗り越えたということが、きっと人生の大きな宝物となって返ってくる、と信じています。
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Posted by 2人3脚 at 18:39│Comments(2)
│介護者からの渾身のメッセージ集
この記事へのコメント
頑張らない介護が提唱されてどれ程が経つだろうか…!?
勿論一時期に比べて頑張らない介護は確実に定着して来た
事は確かだと思うが、まだまだ頑張る介護の中にいる人も
少なくはないと思います。現実に色々な問題が山積している
ことは事実としてあることは間違いはないと思います。
結婚という概念の中で同世代の弊害が出ているかもしれないと
思う時があります。同い年より夫婦の年齢差が離れているほうが
介護には向いているようにも思います。年金を貰うのにもズレが
あるので片方が若いと介護にも支え易くなるのというのが現実です。
結婚が年齢差だけの問題であるとは思いませんが、何となくですが
これからの結婚の形も何らかの違いが出てくるかもしれない…と、
思ったりするこの頃です。
勿論一時期に比べて頑張らない介護は確実に定着して来た
事は確かだと思うが、まだまだ頑張る介護の中にいる人も
少なくはないと思います。現実に色々な問題が山積している
ことは事実としてあることは間違いはないと思います。
結婚という概念の中で同世代の弊害が出ているかもしれないと
思う時があります。同い年より夫婦の年齢差が離れているほうが
介護には向いているようにも思います。年金を貰うのにもズレが
あるので片方が若いと介護にも支え易くなるのというのが現実です。
結婚が年齢差だけの問題であるとは思いませんが、何となくですが
これからの結婚の形も何らかの違いが出てくるかもしれない…と、
思ったりするこの頃です。
Posted by ふじのおやまのヒデ
at 2010年02月28日 22:52

ふじのおやまのヒデ様
いつも温かいメーセージをありがとうございます。
今介護に悩んでいる方の励みになりま。これから介護するかもしれない
介護されるかもしれない方々にとって考えなければならないことですね。
いつも温かいメーセージをありがとうございます。
今介護に悩んでいる方の励みになりま。これから介護するかもしれない
介護されるかもしれない方々にとって考えなければならないことですね。
Posted by 2人3脚 石田 at 2010年03月01日 14:55