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2010年08月31日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集より
認知症の人と家族の会

いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
変わる 何度も涙しながら自分を変えるn
認知症が
介護者を虐待するのです
(大阪府・女性・75歳)
高齢者虐待が叫ばれていますが、それ以上に介護者は虐待を受けています。介護はとっても苦しい介護の連続ですが、介護を受けるものがしているのではなく、病気が介護者を虐待するのです。
要介護者(夫)に対しては嫌悪感で一杯でした。夫の嫌悪感はがまん、がまん「隣人にすることは神にすること」と思いがまんしました。尊敬するのに25年かかりました。ある日、洗濯のために着替えを手伝いました。「何をするんだ」と足で蹴られました。あなたによかれと日々過ごしているのにと、悔しい思いでした。
首に手をかけました。でも髭がざらざらしているので嫌になり、やめました。手でたたくと、暴力でこちらがやられそうでしたので、瞬間の判断でした。首を絞めるだけの意欲も力もなかったのです。認知症の方は、主に介護する人にのみ自分のトゲトゲした心をさらけ出し、自分の息子や親族、地域の人にはよいところを見せるので、介護の苦労はわかてもらえません。介護の仕方がわかればわかるほど夫中心のゴマすりの日々でしたが、それは私を介護うつにいざない、自殺願望に追い込みました。
私どもは、どんなに苦しくても将来の希望や楽しみがあるから毎日が過ごせますが、そんなことが削られていく病気でした。最後の五年は、食欲があるのに飲み込めない苦労と、それを訴えられない失語症も加わりました。体もこれ以上やせられないのではと思うほどやせて死を迎えました。
かえりみますと、約8年利用した介護保険は有難く、スタッフの手は神の手でした。夫にとっての幸せは、終末期に妻と一人息子の家族が貴重な人生に頭を下げていたことだと思います。本当にご苦労さまでした。死亡後二年経つと、夫の心の痛みを温かく思い出すようになりました。毎日ロザリオを15分ほどとなえています。
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介護者を虐待するのです
(大阪府・女性・75歳)
高齢者虐待が叫ばれていますが、それ以上に介護者は虐待を受けています。介護はとっても苦しい介護の連続ですが、介護を受けるものがしているのではなく、病気が介護者を虐待するのです。
要介護者(夫)に対しては嫌悪感で一杯でした。夫の嫌悪感はがまん、がまん「隣人にすることは神にすること」と思いがまんしました。尊敬するのに25年かかりました。ある日、洗濯のために着替えを手伝いました。「何をするんだ」と足で蹴られました。あなたによかれと日々過ごしているのにと、悔しい思いでした。
首に手をかけました。でも髭がざらざらしているので嫌になり、やめました。手でたたくと、暴力でこちらがやられそうでしたので、瞬間の判断でした。首を絞めるだけの意欲も力もなかったのです。認知症の方は、主に介護する人にのみ自分のトゲトゲした心をさらけ出し、自分の息子や親族、地域の人にはよいところを見せるので、介護の苦労はわかてもらえません。介護の仕方がわかればわかるほど夫中心のゴマすりの日々でしたが、それは私を介護うつにいざない、自殺願望に追い込みました。
私どもは、どんなに苦しくても将来の希望や楽しみがあるから毎日が過ごせますが、そんなことが削られていく病気でした。最後の五年は、食欲があるのに飲み込めない苦労と、それを訴えられない失語症も加わりました。体もこれ以上やせられないのではと思うほどやせて死を迎えました。
かえりみますと、約8年利用した介護保険は有難く、スタッフの手は神の手でした。夫にとっての幸せは、終末期に妻と一人息子の家族が貴重な人生に頭を下げていたことだと思います。本当にご苦労さまでした。死亡後二年経つと、夫の心の痛みを温かく思い出すようになりました。毎日ロザリオを15分ほどとなえています。
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Posted by 2人3脚 at 08:00│Comments(0)
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