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2010年06月03日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集
認知症の人と家族の会
いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
委ねる
「孫が殺人犯の母をもったら一生かわいそうや」
と母に論され
(奈良県・女性・67歳)
舅姑が同時に呆けて引き取りましたが、物取られ妄想と罵声が一日中と飛びかっており、私は全く思考力がなくなり、家庭崩壊寸前でした。私が一人犠牲になれば残る三人は助かると思い、両親を殺すことばかり考えていました。「二人一緒にどうすれば殺せるかとか、三人一緒に心中することばかり考えている」と実母に話しました。
いつも「辛抱や」と口癖のように言っていた老いた母が、その時は「殺すのやったら帰っておいで。孫が殺人犯の母を持ったら一生かわいそうや」と泣きながら言いました。「実意(まごころ、誠実」の意ー編者注)、丁寧に真心でお世話させてもらいなさい。必ず通じるときが来る」と。
母の涙を見て殺してはいけないと思いました。主人も「警察がなければ殺したい」、子どもも「殺したろろか」と言いましたが、母の言葉を信じ、家族が顔を合わすとお互いに「殺したらあかんよ」と合い言葉になりました。
早川一光先生が「登りあれば必ず下りあり」とおっしゃいました。トンネルから必ず出ます。私の場合10年間はそれは大変でしたが、あと7年間は実意、ていねい、真心が通じました。再々感謝の言葉がありました。臨終の時には私の手を硬く力強く握りしめ、顔を穴のあくほど見つめて旅立ちました。
後悔のない介護をしたので、今は静かに暮らしております。姑のおかげで多くの人たちと知り合え、生き方を教えてもらったようで、現在は高齢者の地域のボランティアに頑張っております。介護中の方々、必ず終わりがあります。どうぞ頑張ってください!
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「孫が殺人犯の母をもったら一生かわいそうや」
と母に論され
(奈良県・女性・67歳)
舅姑が同時に呆けて引き取りましたが、物取られ妄想と罵声が一日中と飛びかっており、私は全く思考力がなくなり、家庭崩壊寸前でした。私が一人犠牲になれば残る三人は助かると思い、両親を殺すことばかり考えていました。「二人一緒にどうすれば殺せるかとか、三人一緒に心中することばかり考えている」と実母に話しました。
いつも「辛抱や」と口癖のように言っていた老いた母が、その時は「殺すのやったら帰っておいで。孫が殺人犯の母を持ったら一生かわいそうや」と泣きながら言いました。「実意(まごころ、誠実」の意ー編者注)、丁寧に真心でお世話させてもらいなさい。必ず通じるときが来る」と。
母の涙を見て殺してはいけないと思いました。主人も「警察がなければ殺したい」、子どもも「殺したろろか」と言いましたが、母の言葉を信じ、家族が顔を合わすとお互いに「殺したらあかんよ」と合い言葉になりました。
早川一光先生が「登りあれば必ず下りあり」とおっしゃいました。トンネルから必ず出ます。私の場合10年間はそれは大変でしたが、あと7年間は実意、ていねい、真心が通じました。再々感謝の言葉がありました。臨終の時には私の手を硬く力強く握りしめ、顔を穴のあくほど見つめて旅立ちました。
後悔のない介護をしたので、今は静かに暮らしております。姑のおかげで多くの人たちと知り合え、生き方を教えてもらったようで、現在は高齢者の地域のボランティアに頑張っております。介護中の方々、必ず終わりがあります。どうぞ頑張ってください!
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Posted by 2人3脚 at 08:00│Comments(0)
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