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2011年07月18日
Q&A認知症の夫は一日に30回以上もトイレ通いをしますが
Q 80 認知症の夫は一日に30回以上トイレ通いします。特に夜間は家族も寝不足になってしまいます。トイレに行ってもたっぷりと出ないときがあります。また、汚れた下着を時々隠すようになって来ました。悩んでいます。対処方法を教えてください。
A:薬の副作用で尿量が増えたりするときがあります。また、日中あまりトイレへ行かず尿の色が薄い場合、毒素を排泄させるため夜間、尿量が増えてきます。おしっこは腎臓で作られます。他の病気があると、昼間はそちらの方(患っている臓器)に血液が回ります。昼間腎臓が働いていなければ夜間働き、夜間尿量が多く排泄されるようになります。また男性は前立腺肥大症に罹患しやすく尿道を栗のみ大の前立腺が左右から圧迫するため、尿意があっても尿の出が細く残尿感が残り何回もトイレ通いします。膀胱炎になってしまったときも尿意が頻回になります。痛みを訴えることができない方もおります。泌尿器科の医師にご相談ください。
認知症の人は病気の進行に伴って、排泄を失敗することが増えてきます。病気が軽いときは時々下着を汚す程度ですが、そのうち尿意があってもトイレの場所を探しているうちに間に合わなくなって部屋のゴミ箱などトイレ以外のところを汚すようになってきます。さらに進行すると排泄自体分からなくなり、常にオムツが必要な状態になります。
そうならないために2人3脚では利用者様一人ひとりにあった排泄指導をしています。オムツも拘束というとらえ方で関わっています。自分から尿意があっても場所が分からず不穏になられる方。シグナルさえつかんでいれば尿意で不安にさせることはありません。床に放尿された方、こちらが気がつかず我慢できなかったのです。心からシグナルをキャッチできなかったことを謝罪する姿勢が大切です。一生懸命、できない部分だけさりげなくフォロー(尊厳を守りながら)していくと良いコミュニケーションが取れるようになり、信頼関係が生まれます。
汚れた下着をタンスなどに隠したり、紙パンツを洗濯したりする方がいます。恥ずかしい、失敗を知られたくないという気持ちが本能的に働くのです。けして叱ったりさせず、くさい臭いの原因を本人のいないとき探してみましょう。自室のポータブルトイレの排便をわざわざ紙にくるんでゴミ箱に捨てる方もおられます。感染にだけ注意しましょう。目くじら立ててその行為を叱っても本人は理解できません。嫌な介護者のイメージしか残りませんので注意しましょう。ゴミ箱に器用に、床も汚さず排尿される方もいます。ゴミ箱内の袋の排泄物をトイレに流し、きれいに感染対策に則り処理しましょう。(水1㍑ーに対してキャップ1杯のハイターを噴霧し毎日作り換える)むしろ床に放尿されるより、オシッコで滑って骨折される方が怖いのです。ただしその前にシグナルが必ずあるはずです。「そろそろトイレに誘導する時間かな」と思いながら、個人個人の排泄パターンを把握しておきましょう。

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A:薬の副作用で尿量が増えたりするときがあります。また、日中あまりトイレへ行かず尿の色が薄い場合、毒素を排泄させるため夜間、尿量が増えてきます。おしっこは腎臓で作られます。他の病気があると、昼間はそちらの方(患っている臓器)に血液が回ります。昼間腎臓が働いていなければ夜間働き、夜間尿量が多く排泄されるようになります。また男性は前立腺肥大症に罹患しやすく尿道を栗のみ大の前立腺が左右から圧迫するため、尿意があっても尿の出が細く残尿感が残り何回もトイレ通いします。膀胱炎になってしまったときも尿意が頻回になります。痛みを訴えることができない方もおります。泌尿器科の医師にご相談ください。
認知症の人は病気の進行に伴って、排泄を失敗することが増えてきます。病気が軽いときは時々下着を汚す程度ですが、そのうち尿意があってもトイレの場所を探しているうちに間に合わなくなって部屋のゴミ箱などトイレ以外のところを汚すようになってきます。さらに進行すると排泄自体分からなくなり、常にオムツが必要な状態になります。
そうならないために2人3脚では利用者様一人ひとりにあった排泄指導をしています。オムツも拘束というとらえ方で関わっています。自分から尿意があっても場所が分からず不穏になられる方。シグナルさえつかんでいれば尿意で不安にさせることはありません。床に放尿された方、こちらが気がつかず我慢できなかったのです。心からシグナルをキャッチできなかったことを謝罪する姿勢が大切です。一生懸命、できない部分だけさりげなくフォロー(尊厳を守りながら)していくと良いコミュニケーションが取れるようになり、信頼関係が生まれます。
汚れた下着をタンスなどに隠したり、紙パンツを洗濯したりする方がいます。恥ずかしい、失敗を知られたくないという気持ちが本能的に働くのです。けして叱ったりさせず、くさい臭いの原因を本人のいないとき探してみましょう。自室のポータブルトイレの排便をわざわざ紙にくるんでゴミ箱に捨てる方もおられます。感染にだけ注意しましょう。目くじら立ててその行為を叱っても本人は理解できません。嫌な介護者のイメージしか残りませんので注意しましょう。ゴミ箱に器用に、床も汚さず排尿される方もいます。ゴミ箱内の袋の排泄物をトイレに流し、きれいに感染対策に則り処理しましょう。(水1㍑ーに対してキャップ1杯のハイターを噴霧し毎日作り換える)むしろ床に放尿されるより、オシッコで滑って骨折される方が怖いのです。ただしその前にシグナルが必ずあるはずです。「そろそろトイレに誘導する時間かな」と思いながら、個人個人の排泄パターンを把握しておきましょう。

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Posted by 2人3脚 at 07:00│Comments(0)
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