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2010年04月04日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集より
認知症の人と家族の会

いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
委ねる
母はとびっきりの笑顔で「生きていたい」と
(神奈川県・女性・63歳)
一緒に死んでしまったほうが楽かも、と考えたことが二度あります。99歳の義母は20年前に兄弟5人どこもダメになり、我が家にやってきました。色々ありましたが、デイサービス、ショートステイなど利用しながら、2年前の大腿骨骨折までは自宅で介護してきました。
一度目は、その大腿骨骨折の時で、認知症の人の入院がいかにすさまじいものかを経験しました。骨折していることを忘れ、「家に帰ろう」「助けてください」と叫び続けるのです。看護師さんをつねったり、「バーカ」と罵声を浴びせたり・・・・。付き添っている私が疲れはて、思わず「一緒に死んじゃおうか」と言ってしまいました。そうしたら母はとびっきりの笑顔で「生きていたい」と。ハッと我に返りました。
二度目は、一年前の皮膚癌の手術。入院のときです。実は大腿骨骨折で入院から退院すると同時にグループホームに入れていただき、とても良い介護をしていただいたおかげで、元気にしていましたが、頭の上のこぶが癌と分かり、手術をすることにしました。
最後まで自宅でと思っていましたので、また私のところへ返ってきてくれると張り切って望みましたが、入院中は点滴。酸素マスクも外してしまうし、手術日は拘束を受けましたがそれも外す始末。病院に来ていた妊婦さんを突き飛ばしたときには、もう言葉はありませんでした。
病室に帰って、「おばあちゃま、まだ生きていたい?」と聞きました。そしたらとびっきりの笑顔で、「もちろん生きていたいですとも」と言うのです。一回目と同じく、また私はハッと我に返りました。あの母のとびっきりの“笑顔”に、私は救われました。
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母はとびっきりの笑顔で「生きていたい」と
(神奈川県・女性・63歳)
一緒に死んでしまったほうが楽かも、と考えたことが二度あります。99歳の義母は20年前に兄弟5人どこもダメになり、我が家にやってきました。色々ありましたが、デイサービス、ショートステイなど利用しながら、2年前の大腿骨骨折までは自宅で介護してきました。
一度目は、その大腿骨骨折の時で、認知症の人の入院がいかにすさまじいものかを経験しました。骨折していることを忘れ、「家に帰ろう」「助けてください」と叫び続けるのです。看護師さんをつねったり、「バーカ」と罵声を浴びせたり・・・・。付き添っている私が疲れはて、思わず「一緒に死んじゃおうか」と言ってしまいました。そうしたら母はとびっきりの笑顔で「生きていたい」と。ハッと我に返りました。
二度目は、一年前の皮膚癌の手術。入院のときです。実は大腿骨骨折で入院から退院すると同時にグループホームに入れていただき、とても良い介護をしていただいたおかげで、元気にしていましたが、頭の上のこぶが癌と分かり、手術をすることにしました。
最後まで自宅でと思っていましたので、また私のところへ返ってきてくれると張り切って望みましたが、入院中は点滴。酸素マスクも外してしまうし、手術日は拘束を受けましたがそれも外す始末。病院に来ていた妊婦さんを突き飛ばしたときには、もう言葉はありませんでした。
病室に帰って、「おばあちゃま、まだ生きていたい?」と聞きました。そしたらとびっきりの笑顔で、「もちろん生きていたいですとも」と言うのです。一回目と同じく、また私はハッと我に返りました。あの母のとびっきりの“笑顔”に、私は救われました。
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