ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2011年07月14日
今日はきらり交流会議視察研修でかながわ女性センターへ
今日はきらり交流会議のメンバーに便乗させていただき江ノ島へ
江ノ島の中にある、「かなざわ女性センター」に視察研修に行かせて頂きました。
また、昼食からは「NPOかなざわ女性会議」の皆様と交流会、充実した一日でした。
帰りは鎌倉の八幡宮へ参拝、池には水練が満開でした。


にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
2011年07月14日
2011年07月14日
医師の目・人の目 認知症 第38条 人間関係はお互いさま
医師の目・人の目
「知ってますか?認知症」 パート38
公益法人認知症の人と家族の会・公益法人認知症の人と家族の会副代表
神奈川県支部代表・公益法人認知症グループホーム協会顧問
川崎幸(さいわい)病院 杉山孝博
共同通信社の配信で、下記の地方紙に平成21年4月以降1年間にわたって毎週連載されました。杉山先生の許可を得まして連載52回シリーズをお届けいたします。(高知、中国、埼玉、上毛、徳島、千葉、下野、佐賀、岐阜、新潟日報、山陰中央新報、山梨日日、宮崎日日、熊本日日中部経済、日本海、秋田魁新報、山形、愛媛、琉球などの新聞社から配信されました。
人間関係はお互いさま
人と人との付き合いは、相手の立場の気持ちをどれくらい思いやれるかによって、うまくいくかいかないかが決まってくるものだ。相手の立場に立って物を考えるには、それなりの知識と経験が必要だ。知識と経験の深まりが人間性を高め、人柄を決めると言ってよい。どのように深い知識と経験を持っていても、相手のことをすべて知ることはできない。自分の考え方の枠を押し付けないで、相対的な考え方、つまり寛容さが大切だ。
絶対的に正しい人はいないし、皆から非難されていようともその人なりの理由はあるものだ。例えば『世の中の人はどうして認知症問題を理解しないのだろう。家族はこれほど苦しんでいるのに・・・」と思う気持ちは分かるが、むしろ、「数年前までは自分も全く関心を持っていなかった。以前と比べれば、社会的関心は高まってきた。『認知症の人と家族の会』の活動を通して、もっと社会に訴えていこう」と考えたほうがよい。
認知症の人の介護に当たって、理解不足からくる二つの大きな混乱がある。一つは認知症の人と介護者の混乱、もう一つは、介護者と周囲の人との間の混乱である。認知症の人は知的機能の低下によって、介護者の誠意や説明・説得を理解できないし、介護者もまた、この連載で取り上げてきた認知症の特徴を理解できないでい。るそのために介護では、大きな混乱が生じている。
多くの場合、介護者の人たちは、「認知症の人はいつも世話をする最も身近な人に対してひどく出て、時々会う人には軽く出る」という「認知症の症状強度に関する法則」を知らない。そのため、周囲の人達は自分達が観察できる症状がその人の普段の状態であると思い込んでしまい、介護者の本当の苦労が理解できないという問題が存在する。
こうした理解不足を解消するにはどうしたらよいだろうか。まずは必要に応じて知識を得ようとする姿勢が大切だ。十数年前と比べたら信じられないくらい認知症の関する書物や、記事、ラジオ・テレビの特集が増えているので、気持ちさえあれば、正しい知識を得るのは容易だ。しかし最も重要なことは、認知症の人を「二度童(わらし)として、赤ちゃんと同じように理解して受け入れてあげられる社会全体の寛容な雰囲づくりであろう。「思いやり」の気持ちで、「お互いさまです」と言い合えるような人間関係をつくり上げたいものである。
<ホーム長のつぶやき>
いいですね。「お互いさま」の精神で思いやる気持ちを持ちたいと思います。私がこのブログを始めたのも、自分も学びながら成長し、多くの方に認知症の知識を得ていただき、少しでも認知症の人の気持ちがわかる介護をしていただきたいためです。それには少しでも知識を得ることだと思います。認知症が進行していきますと、先生のいう「わらし」に戻ってしまいます。赤ちゃんはどんどん脳の細胞が成長していきますが、認知症の人は脳が萎縮することにより脳細胞が減り、後退してしまいます。
認知症の症状は、いつも世話をしてくれる最も身近な人に対して、周辺症状がひどく出てしまいます。症状が特にひどくでてしまう対象の人はお嫁さんや我が娘や息子です。こんなに世話をしているのに「情けない」と思わないで下さい。お辛い気持ちはよく分かりますが、一番頼りにしているからこそ周辺症状(物取られ妄想、嫉妬妄想などの被害妄想)が出現します。頼られているのだと思ってください。私を見捨てないでと思う気持ちが表と裏逆にあらわれてしまうです。それは認知症という病気がさせるものです。過去記事の「症状の出現強度に関する法則」をご覧下さい。もう一度学んでみましょう。

にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ
「知ってますか?認知症」 パート38
公益法人認知症の人と家族の会・公益法人認知症の人と家族の会副代表
神奈川県支部代表・公益法人認知症グループホーム協会顧問
川崎幸(さいわい)病院 杉山孝博
共同通信社の配信で、下記の地方紙に平成21年4月以降1年間にわたって毎週連載されました。杉山先生の許可を得まして連載52回シリーズをお届けいたします。(高知、中国、埼玉、上毛、徳島、千葉、下野、佐賀、岐阜、新潟日報、山陰中央新報、山梨日日、宮崎日日、熊本日日中部経済、日本海、秋田魁新報、山形、愛媛、琉球などの新聞社から配信されました。
人間関係はお互いさま
人と人との付き合いは、相手の立場の気持ちをどれくらい思いやれるかによって、うまくいくかいかないかが決まってくるものだ。相手の立場に立って物を考えるには、それなりの知識と経験が必要だ。知識と経験の深まりが人間性を高め、人柄を決めると言ってよい。どのように深い知識と経験を持っていても、相手のことをすべて知ることはできない。自分の考え方の枠を押し付けないで、相対的な考え方、つまり寛容さが大切だ。
絶対的に正しい人はいないし、皆から非難されていようともその人なりの理由はあるものだ。例えば『世の中の人はどうして認知症問題を理解しないのだろう。家族はこれほど苦しんでいるのに・・・」と思う気持ちは分かるが、むしろ、「数年前までは自分も全く関心を持っていなかった。以前と比べれば、社会的関心は高まってきた。『認知症の人と家族の会』の活動を通して、もっと社会に訴えていこう」と考えたほうがよい。
認知症の人の介護に当たって、理解不足からくる二つの大きな混乱がある。一つは認知症の人と介護者の混乱、もう一つは、介護者と周囲の人との間の混乱である。認知症の人は知的機能の低下によって、介護者の誠意や説明・説得を理解できないし、介護者もまた、この連載で取り上げてきた認知症の特徴を理解できないでい。るそのために介護では、大きな混乱が生じている。
多くの場合、介護者の人たちは、「認知症の人はいつも世話をする最も身近な人に対してひどく出て、時々会う人には軽く出る」という「認知症の症状強度に関する法則」を知らない。そのため、周囲の人達は自分達が観察できる症状がその人の普段の状態であると思い込んでしまい、介護者の本当の苦労が理解できないという問題が存在する。
こうした理解不足を解消するにはどうしたらよいだろうか。まずは必要に応じて知識を得ようとする姿勢が大切だ。十数年前と比べたら信じられないくらい認知症の関する書物や、記事、ラジオ・テレビの特集が増えているので、気持ちさえあれば、正しい知識を得るのは容易だ。しかし最も重要なことは、認知症の人を「二度童(わらし)として、赤ちゃんと同じように理解して受け入れてあげられる社会全体の寛容な雰囲づくりであろう。「思いやり」の気持ちで、「お互いさまです」と言い合えるような人間関係をつくり上げたいものである。
<ホーム長のつぶやき>
いいですね。「お互いさま」の精神で思いやる気持ちを持ちたいと思います。私がこのブログを始めたのも、自分も学びながら成長し、多くの方に認知症の知識を得ていただき、少しでも認知症の人の気持ちがわかる介護をしていただきたいためです。それには少しでも知識を得ることだと思います。認知症が進行していきますと、先生のいう「わらし」に戻ってしまいます。赤ちゃんはどんどん脳の細胞が成長していきますが、認知症の人は脳が萎縮することにより脳細胞が減り、後退してしまいます。
認知症の症状は、いつも世話をしてくれる最も身近な人に対して、周辺症状がひどく出てしまいます。症状が特にひどくでてしまう対象の人はお嫁さんや我が娘や息子です。こんなに世話をしているのに「情けない」と思わないで下さい。お辛い気持ちはよく分かりますが、一番頼りにしているからこそ周辺症状(物取られ妄想、嫉妬妄想などの被害妄想)が出現します。頼られているのだと思ってください。私を見捨てないでと思う気持ちが表と裏逆にあらわれてしまうです。それは認知症という病気がさせるものです。過去記事の「症状の出現強度に関する法則」をご覧下さい。もう一度学んでみましょう。
にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい

にほんブログ