ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/

スポンサーサイト


上記の広告は30日以上更新(記事投稿)のないブログに表示されています。  

Posted by スポンサーサイト at

2009年11月27日

認知症介護 家族の接し方10か条 第9条急激な変化を

家族の接し方10か条
                             (認知症予防協会より)

第9条 急激な変化を避ける
環境の 急変避けて 安住感



ぼけた人は知的機能低下が明確で、症例によっては極めて高度です。しかし、この知的機能低下を補うためと思われるのですが、感情面では、非常にシャープなところがあり、理屈が分からないだけに身を守ろうとする動物的な本能に関する反応が大きいといえます。また、自分の配偶者や子供を認識できないのによく人を見ているところがあります。例えば、外来で医師の前に来ると、同居し、介護している娘が驚くほどシャキットすることが認められます。




「老化とは環境の変化に順応する能力の衰微の過程である」という名言があります、認知症は究極のものの一つであり、環境の変化に極めて敏感に反応します。これは、ハード(居室、家屋など)、ソフト(同居する人、介護する人など)を問いません。したがって、これらの環境の変化を出来る限り避ける必要があります。そして、もし必要な場合は徐々に変えていくことが望まれます。



例を挙げてみましょう。ある大学病院の精神科で年末年始に入院患者の外泊を許可しました。正月に帰院したとき、多くの精神患者はより良い状態であったそうです。自宅で家族との生活が心を穏かにしたものと考えられます。しかし、認知症患者はほぼ例外なくより悪い状態で帰院したのです。自宅で家族との生活ですが、環境が変わったため落ちつくのに時間がかかったのです。つまり、環境の変化を避ける必要性を示しています。環境を変える必要のある場合は次のような注意が必要です。



まず、居室等を変える場合はちょこちょこそこへ連れて行き、馴染みの場所としてから移すようにするのです。次に同居する人、介護する人のかわる時はさらに慎重さが必要です。



病気その他の都合で、同居あるいは介護していた嫁が、実の娘と交代するとき、急に交代する実の娘でも環境の変化ととらえ、落ち着くのに時間がかかります。。ましてや他の人の場合は大きな動揺を示します。従って、ちょこちょこ顔を出し、患者と馴染みの人となってから、交代するようにします。



顔なじみは大変重要なものであることを理解しておく必要があります。





にほんブログ村ランキング参加中!よかったらクリックして下さい
にほんブログ村 介護ブログへ
にほんブログ