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2011年11月09日

介護・読者の体験談 家族の助け合いが必要 パート2

介護・読者の体験談
こころの絆 パート2

       11月8日付け聖教新聞に介護体験談の記事が載っていましたのでアップします



家族の助け合いが必要
               大阪市西淀川区  青木 美恵子(パート57歳)



私がいる東京で暮らしていた実母を大阪の我が家で預かり、今年までの約1年半、介護しました。当初は親孝行をしたくて同居しましたが、認知症を発症し、同じことの繰り返しで私が疲れはてるときも。自分を情けなく思うこともありましたが、夫や子どもが支えてくれたので助かりました。





在宅介護は一人では困難です。介護保険でデイサービスを利用し、介護者も“充電”しないと心が折れて、家族が崩壊しかねないと思います。母の場合、本人が特に喜んだのは、孫やひ孫たちが遊びに来たときです。合えないときは、電話で元気な声を聞いたり、手紙が届いたりすると、とても喜んでいました。





遠方の介護家族は、会いに行くことが難しければ、たまには電話をかけてあげるといいです。受話器の向こう側で、本人が一瞬で笑顔に変わります。また、主体的に介護している人も、身内から「ありがとう」や「体に気を付けて」などのエールあると勇気が湧いてきます。





介護は、家族や周囲による助け合いが必要です。マンションの狭い部屋で、介護を引き受けてくれた夫には心から感謝します。母は現在、東京に戻り、老人ホームで元気に暮らしています。







<ホーム長のつぶやき>



家族が遠方にいると介護は大変になります。また、あちらこちら転々と自分の子どもたちのところに廻ると環境になれず認知症が進行することが多いようです。上記のように電話のやりとりなども有効かも知れません。そして今、介護してくれている家族にねぎらいの言葉を掛けることを忘れずにしてほしいものです。それだけでも介護者の気持ちが楽になれます。介護の協力は実際に介護するだけでなく、手紙やビデオレター、電話などを使うといいですね。家族の絆が深まります。




認知症について家族間で学ぶことも大切です。認知症の資料を渡し、こういう対応は逆効果みたい。こんな対応したら上手くいったなど、エピソードを話あうといいですね。特に孫のとの接触は本人を笑顔にさせてくれます。子どもにも認知症という病気について話していただくと、よりよいです。意外と子どもさんは理解を示し、できない部分をさりげなく優しくフォロ-してくれます。同じ事を何度言われたり、問いただされても、優しく対応してくれるはずです。大変だったら、バトンタッチして話相手になってあげましょう。





家族が少ない方は孤独になりがちです。特に老々介護、身寄りのいない一人暮らしの方は、インフォーマルなサービスをたくさん使いながら、お互い様の精神で近隣で助け合い、支援してほしいものです。












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2011年11月08日

介護・読者の体験談 心の絆

介護・読者の体験談
こころの絆

       11月8日付け聖教新聞に介護体験談の記事が載っていましたのでアップします




いい意味で“手抜き”も
                     熊本市 山口 美紀(パート51歳)


10年ほど前、72歳で父がなくなってから、母は魂が抜けたか野用に、すべてに無気力となりました。急速に衰え、施設で暮らすようになった母を思い、私が母の自宅で介護することにしました。そして下の背も含め、がむしゃらに頑張りましたが、時折、きつい言葉で怒鳴りつける母。私は介護しながら、、“何で私が・・・・・・・”となけてくることが多くなり、ついに「介護うつ」と診断されました。ケアーマネジャーは「お母さんを人として女として、そして母として尊重しましょう。親子の生活習慣が違ったり、親が頑固だったりするのも当然です。いい意味で、“手抜き”をして、自分の時間を作りながら、一緒に頑張りましょう」と。





そのアドバイスを心掛けると、母が、“かわいらしく”みえ、私への愛情で一杯なのが分かるように。自分が変わったことで、親子の関係も良くなったと時間します。本年、母は自宅近くの老人ホームに入所。たまに私が訪れても、仲間との遊びにぬ夢中なほど楽しい日々を過ごしているいます。いつまでも、長生きしてもらいたいと思います。






<ホーム長のつぶやき>



認知症になるきっかけは、つれあいが亡くなった後、喪失感から自宅に引きこもるようになり、うつ状態となり、認知症になるケースを多く経験しています。介護というものは本当に大変です。一生懸命介護すればするほど、精神的に肉体的に追いつめらられ自分の体を痛めてしまいます。介護は自分の時間を7割・介護を3割といわれています。本当にそのとおり。頑張らない介護は長続きするコツです。また、認知症という病気を理解することで、記述しているように自分が変われば本人が変わってきます。ケアマネージャーさんのアドバイスで介護感が変わられ、良かったですね。生き生きと楽しく施設でお過ごしのようでよかったですね。












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2011年11月08日

昨日は暖かくいい天気・焼き芋の様子と2人3脚の日常




イーラ・パークのやまめさんからいただいた切干しいもと金時さつまを蒸し焼きにしました。














朝一番はラジオ体操からスタートです。

















  


Posted by 2人3脚 at 09:45Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月07日

医師の目・人の目 第42条 薬で進行穏かに

医師の目・人の目

「知ってますか?認知症」 パート42

        公益法人認知症の人と家族の会・公益法人認知症の人と家族の会副代表
        神奈川県支部代表・公益法人認知症グループホーム協会顧問
        川崎幸(さいわい)病院  杉山孝博

共同通信社の配信で、下記の地方紙に平成21年4月以降1年間にわたって毎週連載されました。杉山先生の許可を得まして連載52回シリーズをお届けいたします。(高知、中国、埼玉、上毛、徳島、千葉、下野、佐賀、岐阜、新潟日報、山陰中央新報、山梨日日、宮崎日日、熊本日日中部経済、日本海、秋田魁新報、山形、愛媛、琉球などの新聞社から配信されました。





薬で進行穏かに




認知症に対して使われている薬を取り上げてみたい。塩酸ドネベジル(商品名アリセプト)は、アルツハイマー病の原因を治療するものでnはないが、病気の進行を穏かにする効果が期待できる。作用は、シナプスという脳の神経細胞同士のつながりを改善することであって、神経細胞を再生したり「老人斑」と呼ばれる脳の異常な変化を消したりするものではない。したがって脳の萎縮が進行すると効果はなくなる。





塩酸ドネベジルを服用してから、物忘れや判断力低下が改善して、家事などがスムーズにできるようになった例がある。効果が期待できるのは数ヶ月から1~2年といわれている。できるだけ早い時期から治療を始めることが大切だ。5㎎を1錠、朝食後に服用するのが基本だが、現在は10㎎まで増量できるようになった。私の経験では副作用はあまり見られないが、ときに下痢、嘔吐などの胃腸症状が出ることがある。しかし、興奮、不安、うつ状態などの精神症状がまれに出ることがあるので注意が必要だ。





認知症の介護が大変なのは、幻覚、妄想、興奮、暴力、徘徊など、いわゆる「周辺症状」が出ている場合だ。認知症の人の世界を理解して、その世界に合わせて対応するのがよいのだが、現実的には介護者がこれらの症状に振り回されて疲労困憊(こんぱい)する場合が多い。激しい症状に対しては統合失調症などに使われる向精神薬、また、不安、緊張、不眠などに対しては抗不安薬・睡眠薬が使われることがある。しかし、パーキンソン症状や意欲低下、ふらつき、食欲低下といった、副作用が見られることが少なくないので、注意が必要だ。





幻覚、攻撃性、興奮などの激しい症状などに対して、漢方薬の「抑肝散」が使われることがある。特に「レビー小体型認知症」のの幻視に対して、副作用が少なく、効果があるという報告がある。それ以外に脳の血流や脳神経細胞の活動性を高める目的で、脳循環・代謝改善薬が処方されることもある。これから登場を予想される新薬としては、塩酸ドネベジルとほぼ同じ作用を持つ臭化水素酸ガランタミン(内服薬)、リバスチグミン(貼り薬)がある。脳細胞を保護する塩酸メマンチン(内服薬)は治験中だ脳に蓄積し、アルツハイマー病の原因となるタンパク質の老廃物「ベーターアミロイド」を取り除くワクチン療法も開発中で、将来期待されている。









<ホーム長のつぶやき>


今日は認知症の人と家族の会が参加している平成23年度「認知症の家族講座が」第3回が磐田(アイプラザ)で開催されました。静岡県認知症介護指導者の会生座本磯美(おざもといそみ)さんの講演もありました。私は男性介護者(息子)のグループで生座本さんのお話の感想と自分の介護に結びつけて話していただきました。来月は最終回です。とてもいい集まりができており、このメンバーがつながっていけたらと思います。介護の苦労話を吐き出す場が磐田にも欲しいと思いました。




今年の4月から新薬が出ております。先日アルツハイマーデーの講演にお越しいただいた片山先生の講演内容も合わせてご覧下さい。目次欄をクリックすると見ることができます。新薬についても(私信として)資料でふれていますので紹介します。




アリセプト⇒世界のアルツハイマー病スタンダード、記憶学習効果上昇、レビー小体型認知症への効能追加かの可能性

レミニール使用時⇒言葉が出にくい人、昼夜逆転を示す人、脳血管障害をある人、副作用はアリセプトと同じと考えてよい。

イクセロンパッチ使用時⇒投与を的確に介護者が安心して行なえる、比較的引っ込み思案な活動性低下を示す患者さんに効果が分かりやすい。行動改善に効果を認めやすい。過敏な行動は制御されやすい。副作用として消化器症状は最も少ない。皮膚の保湿を保つことが必要。痛み発赤はその都度、対応で重症化しにくい。

アリセプト、レミニール、イクセロンパッチは併用できない。

メマリー使用時⇒なるべく負の外的環境を排除する。負の外的因子が出現しているときは投与を考慮する。できれば正の外的環境を整えるとよりよい。注意力が上昇することでも、症状の進行が遅くなる。長期的な症状の進行が遅くなることも期待される。中止時2週間で症状憎悪、不安、不穏、怒り出現。高度に入り、全身状態増悪、睡眠薬などにより心理テスト増悪。抗精神病薬内服中の場合、傾眠などの症状に応じて、抗精神病薬の減量を指示しておく。

*アリセプト、レミニール、イクセロンパッチのどれか一つと併用可能















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2011年11月06日

午後のレクはふうせんバレーです。手作りネットを張りました




午後のレクはふうせんバレーです。皆さん真剣 顔02





















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Posted by 2人3脚 at 14:55Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月06日

10月6日浮島地区文化祭が行われ、2人3脚も出展




あいにくの雨模様でしたが浮島地区文化祭に参加しました。































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Posted by 2人3脚 at 14:35Comments(0)地域との交流

2011年11月06日

昨日は生活リハビリで雑巾を縫っていただきました ☆




昨日は生活リハビリで雑巾をたくさん縫っていただきました。






















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Posted by 2人3脚 at 14:27Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月06日

10月1日アルツハイマデー・片山先生の講演内容パート6

アルツハイマーデー記念講演会
片山禎夫ドクター講演内容パート6




10月1日エイザイ・ファイザー協賛のもと認知症の人と家族の会はアルツハマーデーで片山禎夫先生をお招きし「若年期認知症の人と家族とパートナーと共に」~一人で悩まないで、仲間を作ろう~と題してお話されました。あっという間の2時間でした。会場は先生の話に聴き入り涙ぐむ人もみられました。





認知症の症状の失行



高齢者の60歳以上の人は皆さん同じような体験があったのではないでしょうか。近所の方やぼうさんに育ててもらいました。「人に迷惑にならないように」と。美味しいものを食べたことを忘れます。「ごはん、まだ?」、満足間がありません。ほっといたら、大変です。努力が始まると忘れることが多くなり、分からなくなくなります。楽しく生きていないと分からなくなるのです。さらに、ほっておくと失行となります。動作が分からなくなります。「おばあちゃん、デイサービスの人が迎えにきたよ」服も着替えていないのでおじちゃんは怒ります。おばあちゃん、パジャマの上にセーター着て出かけようとします。「デイサービスにいかん、病院にもいかん、私はどこも悪くないのに、この人が行け行け言うからついてきた」。





若年性アルツハイマー病



若年期認知症の集まりが再来週と富山県であり、出席します。30~40人の人が寝泊りします。以前一緒に銭湯に入った時のことです。体をこする、シャンプーリンス、桶に湯をため隣に座っていたら、固まってしまった。妻を介護している方が向かいに座っていました。その方がボディシャンプーをつけたタオルを渡してくれました。潜在のついたタオルを桶の中でジャブジャブ洗っている。また、介護されているお父さんがタオルを渡してくれました。何気なく観ていると3回同じことを繰り返していました。胸をすらせてもらったら、洗い始めました。





トイレへ行きたいというのでおとうさんはトイレに行きました。スリッパのところで、便器の前でずーと立っています。僕は前のチャックを上げると真似をして上げてくれました。失認、失行がどんな時に出てくるか、観察してください。早期に発見して楽しく一緒に行なうことが大切です。それから、男の人を見るたびに「今日は有難うございました」と。若年期の人はこんな気持ちでいるのです。





デイサービスに8年くらい前から通っている方、おばあちゃんを見て暴言が始まりました。「先生大変でしたよ、この間レストランで注文したあと急に、帰る帰ると言い出して」と。レストランのウエイトレスさんが隣の人と話す言葉が分かりにくい、色々な人と話している。言葉が一杯ある所に行くと分からなくなります。失認から始まる人と失行から始まる人がいます。不安を覚えながら素敵ね病と呼んでいます。
                                    ―つづく―















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Posted by 2人3脚 at 07:00Comments(0)医学講座

2011年11月05日

午後は皆さんで細かい作業です

 


ちょっと早いですが、12月のカレンダーです 花束









雑巾作りも行いました顔01







皆さんお疲れ様でしたうさぎ







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Posted by 2人3脚 at 16:20Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月05日

日光浴をしながら唄いました

 

午前中は天気が良かったので、皆さん日光浴です顔02









気持ちが良いですねok






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Posted by 2人3脚 at 16:14Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月04日

大判カルタと文字あわせで脳のトレーニング




2人3脚特性の大判カルタ



























イージーウォークで血栓予防・いい運動になりますね。









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Posted by 2人3脚 at 18:30Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月04日

朝から掃除のお手伝いと菊




朝からお掃除有難うございます。きれいになりますね。














隣の菊が見事に咲いています。生けてくださいと言っていただきました。花瓶に生けましょう。













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Posted by 2人3脚 at 18:21Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月03日

2人3脚・第5回秋の大運動会 楽しかったね ♪♪




2人3脚 第5回 秋の大運動会を行いました

















































 





 

































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Posted by 2人3脚 at 16:06Comments(8)2人3脚の日常

2011年11月03日

のんびりと午前中囲碁を打っています ☆



     
囲碁に集中しています。脳のトレーニングになりますネ。顔01












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Posted by 2人3脚 at 12:39Comments(1)2人3脚の日常

2011年11月02日

11月の誕生会・おめでとうございます!




S様 お誕生日おめでとうございます。ケーキ





































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Posted by 2人3脚 at 17:27Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月02日

ランチや誕生会のケーキ作りとぬり絵




今日は11月前半の誕生会です。手作りケーキを作りましょう。ケーキ














ランチのお手伝い・カレーライスに野菜炒めです。
























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Posted by 2人3脚 at 11:19Comments(0)2人3脚の日常

2011年11月01日

11月のラブハート9号が出来上がりました 

%E6%8F%90%E6%A1%88%E5%90%8D%E4%BA%BA_-_11%E6%9C%88-a.pdf (PDF: 213KB)


ここをクリックすると新聞記事を見ることができます

11月号

2人3脚 ラブハートができあがりました。


















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Posted by 2人3脚 at 18:07Comments(0)2人3脚 広報室より

2011年11月01日

今日は津波を想定した防災訓練を地域の方と朝実施する




地域の方が参加し津波を想定した避難訓練を実施(所要時間10分)

総勢36名が参加しました。高台へ車椅子の方を移動しました。





歩ける方は車で避難です


































 















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Posted by 2人3脚 at 11:42Comments(2)地域との交流

2011年11月01日

S様の看取りに立ち会えて・有難う!安らかに―合唱―

S様の看取りに立ち会えて




S様が2人3脚の小規模多機能型居宅介護をご利用なった日が昨年の11月でした。子宮がんの末期ということで、柔軟に利用できる小規模多機能を選択されました。それから1年近く2人3脚で楽しく過ごされました。今年の夏には食事も摂れなくなったにも関わらず、ランチの準備は一生懸命手伝ってくれましたね。スライサーでカットして残った野菜を包丁とまな板を調理のかたに「貸してください、もったいないので私が残りを切ります」と申し出てくれ、率先して手伝ってくれましたね。





6月22日には富士宮市のエヘガザルがポニーを2頭連れてきてくれ、富士市立東小学校の生徒1・2年生と2人3脚の利用者様と一緒に遊びました。「私もポニーに乗りたい」と言って、芝生を一周しましたね。本当に嬉しそうでした。食欲も落ち体力も落ちていたのですが、乗せてあげて良かったと思いました。あの笑顔を見た途端、私の不安は飛んでいました。いい思い出として残ったことでしょう。





作品作りも積極的にチャレンジしていました。八王子に住む私の母がちぎり絵を教えに1週間、富士で過ごしたときも、嬉しそうに一生懸命、紫陽花や福寿草を作っていました。S様は私の母と同じくらいの年代で、母の手さばきに関心ばかりしていました。完成した時の喜びは、図りしれないものが笑顔から感じ取れました。また、陶芸教室にも参加しましたね。湯飲みを作るために一生懸命粘土をこね、作り上げました。1ヶ月以上焼きあがるのに時間がかかりましたが、深緑色の素敵な湯飲みが完成した時は大変な喜び様でした。






8月に入ると食べれない日がつづくようになり、口当たりの良い物をメニューに選びました。2人3脚で収穫した15キロの紀州梅が上手に漬け上がり、梅干だけは美味しそうに召し上がっていました。皆で苦労して1粒1粒丁寧に漬け込んだ梅干です。できるだけ2人3脚に通ってくる方々と一緒に居られる時間を大切に、過ごしていただこうと思い、点滴をしながらデイルームで過ごしていただきました。しかし、率先して生活リハビリに取り組んでくれたのには驚きました。障害や病気があっても役割を持つことで“共に生きる”“笑顔で生きる”“役割を達成する喜びは活力源”をS様を通して学ぶことができました。病気になっても懸命に生活している姿がまぶたから離れません。






10月に入ってからは離床する機会が少なくなりました。しかし、家族が2人3脚で交代で看病してくださり、愛情を一杯受けて、10月27日天国に旅立たれました。地域密着型だからこそできることだと思いました。医療連携を図っている高木内科循環器科の高木茂人医師には、本当に親身になって家族の意向を組み取り往診してくれました。感謝申し上げます。5人のお子さんが交代で4時間ごとにチームワークで計画を組み、亡くなられる1週間は付きっきりで看病してくれました。亡くなられる当日の朝、先生に電話をしました。「血圧がもう測れなくなり呼吸状態も悪いことを告げると、昼食時往診するとのことでした。痛みも出ていましたので、先生のところに痛み止めの座薬をもらいに行き、真っ先にS様の枕元に着くと危篤状態に変わっていました。すぐに先生に電話し駆けつけていただき、11時06分家族に見守られ天国に旅立たれました。 ごゆっくりお休みください。             ―合唱―
我々が理想とするターミナルケアができたと思いました。















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Posted by 2人3脚 at 07:00Comments(0)2人3脚 広報室より