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2010年03月07日

経済保証と社会支援 パート2

認知症に関する基礎知識

経済支援と社会保障 パート2

認知症の人と家族の会
(認知症コールセンターマニュアルの一部より 立命館大学教授 津止 正敏)



3.生活保護制度

福祉事務所

生活保護は、日本国憲法第25条「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する」の理念に基づき制定された生活保護法により、国民の生存権を保証する国の制度です。病気や育児、その他色々な事情で生活が苦しくなり、最大限の努力をしてもどうにもならないときがあります。



そのようなときに世帯の生活を援助し再び自立できるように支援するのが、生活保護制度です。詳細は居住地の福祉事務所で相談して下さい。厚生労働省の広報によれば、生活保護制度は、以下のような内容で運用されていますが、相談者の経済状況を勘案しながら、相談に耳を傾けましょう。



対象者



資産、能力などすべて活用した上でも、生活に困窮するものを対象としています。各種の社会保障施策による支援、不動産などの資産、稼動能力などの活用が、保護実施の前提になります。また、扶養義務者による扶養などは、保護に優先されます。困窮に至った理由は問いません。



保護の内容


保護は生活扶助(衣食などの日常の暮らしに必要な費用)、教育扶助((義務教育に必要な学用品代、給食費など)、住宅扶助(家賃・地代、家屋の補修などの費用)、医療扶助、介護扶助、出産扶助、生業扶助(仕事をするために必要な資金や技能の習得費など)及び葬祭扶助から構成されています。



医療扶助及び介護扶助は、医療機関などに委託して行なう現物給付を原則とし、それ以外は金銭給付が原則です。各扶助により健康で文化的な生活水準を維持することができる最低限度の生活を保障しています。厚生労働大臣が設定するとされている扶助の基準(平成20年度)は以下の通りです。



  
モデル世帯           東京都区部等         地方郡部等
標準3人世帯          167,170円           130,680円
(33歳、29歳、4歳)
高齢者単身世帯(68歳)    80,820円           62,640円
高齢者夫婦世帯        12,1940円          94500円
(68歳、65歳)
母子世帯            166、160円          132、880円
(30歳、4歳、2歳)

















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2010年03月07日

「聞きっぱなし」に救われる

我が家流でいい!ほがらか介護
「聞きっぱなし」に救われる                  
                          (介護カウンセラー 羽成 幸子氏より)


介護の悩みを人に聞いてもらって、救われている人は多いと思います。うなずいて、真剣に聞いてもらえると心は軽くなり、“また頑張ろう!”という気持ちになれますが、それは一時で、いざ現実に戻ると思い心に引きずられ、もんもんとしながら介護を続けているのではないでしょうか。



“この心の重みがすっきり取れたら、どんなに楽になるだろう”と思いながら、毎日の介護と向きあっているのだと思います。私もかって“この人ならば”という人に、介護の現実を話したことがありました。確かに真剣に聞いてくれましたが、話しながら気持ちの上で距離感を感じました。



“私がどんなに具体的に話しても、分かってもらえないことがある。でも、それは当り前、聞いてくれる人は、私ではないのだから”と思ったのです。このことから他人の心に寄り添って気持ちを分かろうとすることは、容易ではないことに気づきました。自分の心さえわからないことが多いのです。





結果的にこの経験は、私に強さをくれました。それは、分かってもらおうと思うのではなく、自分をさらけ出すことでした。この考え方をもったことで私は講演などで、不特定多数の人を前にしても、自分の考え方を話すことで怖さを感じなくなりました。





自分の気持ちを分かってほしいと思って人に話すと、相手から何気ない一言に傷つくことがあります。しかし、分かってもらおうと思わないで話せば、話したことで心が軽くなります。逆の立場で考えるならば、私たちが介護者の話を聞く際は、聞き役に徹して「聞きっぱなし」でいることが鉄則です。そのためには、重い心を吸い取ってくれる、確かな信頼関係が必要です。





後になってから「あの時の話しどうなったの?」などと尋ねる必要はありません。介護者は話しを聞いてもらったことで、気持ちが軽くなっています。「聞きっぱなし」で悩みを聞いてくれる人は、介護者にとって有難い存在なのです。





私が活動している認知症の人と家族の会のつどいや、電話相談はまさに、この介護家族の人に「はき出し」てもらい、聞き役に徹しています。4月からは、コールセンターとして週1回→3回に増えていきます。どうぞご利用ください。



【すぎなの会】

認知症の人と家族の会 静岡県支部 代表 佐野三四子  富士市松岡912-2
TEL 0545-63-3130  FAX 0545-62-9390
電話相談 (毎週土曜日 10時~15時) 
 0545-64-9042(フィランセ内










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