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2009年08月07日

Q&A 収集癖について。ゴミ屋敷


Q 30 他人の家のものや拾ってきた物を、自宅へ持って帰って来てしまいます。
どうしたらやめさせられますか?


A:一人暮らしの認知症の方に、時々みかける行為です。明らかに他人の家のものであれば、事情を話し、誤って返すしかありません。自宅や玄関先にこうしたものを山済みするようであれば、説明しながら一緒に片づけます。



 認知症の人の中には、持ち物(特にカバン、衣服など、自分が身につけ、大切にしているもの)への執着が強くなるケースがあります。家の中で目に入るものが自分のものなのか、他の家族のものなのか区別がつきにくくなり、「おそらく自分のものだろう」⇒「絶対に自分のものだ」と考えが変化するようです。これは一種の自己防衛なのかもしれません。
状況判断が出来にくくなって、自分に有利に物事を考えたくなるのでしょうか。
そのためよくわからない場合は、”自分の物”としてしまうのです。



こうした認知症特有の判断や行動は、外でも現れることがあります。特に注意する人が近くにいない一人暮らしの認知症の人の場合、外出して目についたもの(路上に落ちている物、捨てられた物、他人の家の物など)を自宅に待ち帰ってしまうことがあります。それらは部屋や玄関に置かれ、そのうち山積み状態になります。家の外にまで置いて時にはゴミなどが悪臭を放つこともあります。しかし、本人はあまり気にしていません。



こうした行為をやめるように説得しても、「他人に迷惑をかけているわけではない」
「捨ててあるものを拾っただけ」と言い、同じことを繰り返すでしょう。外出しても物を拾い集めるのが日課となっていて、周囲に迷惑をかけていないようであれば、黙認しても良いかと思いますが、拾い集めたものが山積みになっていて危険な状態になってしまった場合には一緒に片づけたり、業者に依頼しましょう。拒むことは意外と少ないようです。また、すぐに認知症の症状のため、片付けられずにもの集めが始まり同じことの繰り返しが続きます。しかし、認知症は進行するのでそんなに長くは続きません。

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