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2011年05月21日
2011年05月21日
レビー小体型認知症の介護がわかるガイドブック パート27
レビー小体型認知症の介護が
わかるガイドブック パート27
アルツハイマー型認知症よりも難しい、レビー小体型認知症の介護
「どうしよう?」「困った・・・」に対する具体策
(小坂憲司・羽田野政治著 レビー小体型認知症家族を支える会編集)
6 自律神経症状
起立性低血圧・体温調節障害・頻尿・めまい
頻尿など排泄にまつわる症状
排泄にまつわる自律神経症状としては、便秘や頻尿・尿失禁などが非常に多く見られます。便秘がひどくなると、イレウス(腸閉塞)を起こしたり、周辺症状を助長させたりする場合があります。
人間が1日に排泄する尿量は1,000~1,500ccとされ、1回200~300ccの尿を計5回くらい排泄するのが普通です。一日の排尿が10回以上を「頻尿」といいます。頻尿やそれに伴う尿漏れ・尿失禁などは、本人あるいは家族にとって、困りごとの1つです。頻尿はさまざまな原因が考えられますが、膀胱の自律神経に障害があると、急にがまんできないほどの強い尿意を感じる「過活動性膀胱」がおこります。
過活動性膀胱では、たまっている尿の量とは無関係に膀胱の筋肉が収縮するために、日中または夜間に何度もトイレに行きたくなり、間に合わないと尿漏れや、尿失禁につながってしまいます。(過活動性膀胱による失禁を「切迫性尿失禁」とよびます)。なお、頻尿やそれに伴う尿漏れ・尿失禁を少なくしようと、なるべく水分をとらないように努める人がいますが、高齢者の場合、脱水症状を起こすことにもなりかねないため、水分は適度に摂取することが必要です。
<ホーム長のつぶやき>
過去記事「周辺症状」(レビー小体型認知症パート5)や「尿失禁」(Q&Aパート26)でもう一度復習してみましょう。レビー小体型認知症だけでなく、高齢になると色々な尿失禁がみられます。2人3脚ではオムツも身体拘束ととらえ、なるべくオムツをしないように訓練をしています。その方の排泄パターンを排泄チェックシートで確認し、尿誘導を試みます。そのうち尿意を感じるようになり自分でトイレにいかれる方もいます。プライバシーに配慮しながらさりげなくトイレへお誘いします。頻尿は本人にとってはとてもつらいものです。ひどい方で10分~30分おきにトイレに行かれます。それだけで疲れてしまいます。そのようなときは医師との連携を密にしています。
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