ブログ引越ししました。(2011年12月5日) ≫ http://aisin.i-ra.jp/
2009年12月26日
死なないで!殺さないで!生きよう!メッセージ集
認知症の人と家族の会

いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
超えるー乗り越えるほど自分が強くなるー
私に覚悟ができたら
母の状態も落ち着いてきました
(静岡県・女性・47歳)
義母に「えっ?」何で?」の行動が始まっって8年余りです。糖尿病から不安定狭心症、そして心臓バイパス手術を受け、その3年後のことでした。この十一年間は義母の弟、妹、姉など四人が相次いで亡くなったのも重なっていました。
症状は最近の3~4年が強く、布団や服を「若い衆が捨てる」と言っては、泣いたり、「財布がなくなった」「そうっと中身をを出していく」と泥棒扱いされたりしました。本人の気持ちがすむならと、一時期は貸金庫を借りたりしていました。夜中に子供や大人が出入りすると騒いだり、家に帰ると出かけることもあったのです。嫁を認知できず、私自身に長時間しゃべったり、書き出したらきりがありません。
義母を介護する中で私は、自分自身のある部分を見せられた気がしたのです。それは闇の部分でしょうか。もってはいけない気持ちです。子育てのときに見せられた気持ち、頭のいい子やいうことを聞く子供しか愛せないのか。答えは「いいえ」です。母のときも丈夫な母しか一緒に住めないのか、答えは「いいえ」です。
振り返ってみると自分の闇の部分を見すえることが大事ではないかという気がするのです。そしてそうならないように動く。狭い考えのとき出す結論は良い結果を生みません。勉強を始めて多少でも介護者の私自身が落ち着いたのです。覚悟ができたと申しましょうか。そしたら義母の状態も落ち着いてきました。以前のように困ることはなくなっています。
介護者の家族の方々の苦しみが、やすらかな笑顔に変る日を願ってやみません。
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いま、介護でいちばんつらいあなたへ、思いとどまった介護者からの渾身のメッセージ集の中からお届けします。
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私に覚悟ができたら
母の状態も落ち着いてきました
(静岡県・女性・47歳)
義母に「えっ?」何で?」の行動が始まっって8年余りです。糖尿病から不安定狭心症、そして心臓バイパス手術を受け、その3年後のことでした。この十一年間は義母の弟、妹、姉など四人が相次いで亡くなったのも重なっていました。
症状は最近の3~4年が強く、布団や服を「若い衆が捨てる」と言っては、泣いたり、「財布がなくなった」「そうっと中身をを出していく」と泥棒扱いされたりしました。本人の気持ちがすむならと、一時期は貸金庫を借りたりしていました。夜中に子供や大人が出入りすると騒いだり、家に帰ると出かけることもあったのです。嫁を認知できず、私自身に長時間しゃべったり、書き出したらきりがありません。
義母を介護する中で私は、自分自身のある部分を見せられた気がしたのです。それは闇の部分でしょうか。もってはいけない気持ちです。子育てのときに見せられた気持ち、頭のいい子やいうことを聞く子供しか愛せないのか。答えは「いいえ」です。母のときも丈夫な母しか一緒に住めないのか、答えは「いいえ」です。
振り返ってみると自分の闇の部分を見すえることが大事ではないかという気がするのです。そしてそうならないように動く。狭い考えのとき出す結論は良い結果を生みません。勉強を始めて多少でも介護者の私自身が落ち着いたのです。覚悟ができたと申しましょうか。そしたら義母の状態も落ち着いてきました。以前のように困ることはなくなっています。
介護者の家族の方々の苦しみが、やすらかな笑顔に変る日を願ってやみません。
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タグ :認知症の人と家族の会 生きようメッセージ
2009年12月26日
杉山ドクターのやさしい医学講座
第1章 高齢者の疾病と主な症状
(認知症の人と家族の会 副代表 杉山孝博医師より)
8.疥癬(かいせん)
疥癬とは体調0.3ミリ程度の疥癬虫(ヒゼンダニ)にの寄生にによって生じる皮膚炎で、強いかゆみが特徴です。指の間、腕の内側、臍部の周り、陰部、わきの下などに湿疹のような発疹、疥癬トンネルと呼ばれる数ミリの細長い皮疹、掻き壊し、ひどい場合(ノルウエー疥癬と呼ぶ)には、皮膚が肥厚し細かくはがれて落ちる落屑(らくせつ)などの症状が見られます。
痒みのために夜間眠れなくなり、掻き壊して、食欲が低下して全身衰弱が進行します。高齢者の利用する施設や、病院に蔓延して、部屋やフロアが閉鎖になって大変な混乱を引き起こすことがしばしばあります。
小さな赤みのある境界不鮮明な発疹が湿疹と欲にているため、好ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏が使われることがありますが、、一次的に痒みが軽くなっても、発疹が改善せずむしろ拡大します。特に高齢者、寝たきり老人、アルコール依存症、など全身状態の不良な人に、治りにくい発疹が見られる場合には、疥癬の可能性を考えることが必要です。
その場合、痒みのある他の利用者に接したことがあるか、ショートステイなどの施設サービスを利用したことがあるか、それらの施設で疥癬が問題になっているか、疥癬者などの周囲のものにも痒みの強い発疹が出ているかなどが参考になります。
診断は、強い痒み皮膚トンネルなど発疹の特徴、皮膚の削りくずからダニや虫卵の検出(顕微鏡で見つける)などにより行なわれます。早期診断して早期治療や感染の拡大を防がなければなりません。
治療方・対応法としては、まず、利用者に対して、疥癬の疑いまたは、診断の確定が、なされた場合、一般的には次のようなことを行ないます。
①.風呂に入ってよく体を洗います。ムトーハップ(六十ハップ)(硫黄浴)が有効です。硫黄かぶれを起こす人もいるので注意しましょう。
②.オイラックス軟膏が名度を全身にくまなくと付します。
③.シーツ、下着、衣服は毎日取り替えます。疥癬虫は熱に弱いので50度Cnoお湯に10分つけてから選択しうると良いでしょう。熱風乾燥も効果的です。布団やマットレスは日光消毒をこまめにしましょう。シーツ交換時、埃をたてないようにするためできるだけベッドクリーナーを使用します。
④.居室は毎日丁寧に電気掃除機をかけます。掃除機のパックは毎日取り替えましょう。スミチオン乳剤1000倍液などを散布して部屋の消毒を行なうことも必要な場合があります。
⑤.同室の利用者、家族には過敏な不安を与えないように、配慮した上で、事前に説明し、感染の症候が出ているかどうか注意して観察します。
⑥.スタッフに対して疥癬の利用者と接する物は、予防衣を着用する、強い痒み、発疹などの症候に注意。手洗い(石鹸)施行、嘱託医、看護師、寮母、施設長との間で連絡を密にするなどの注意を促します。
最近許可された、内服薬 イベルメクチン(商品名ストロメクトール)1回経口投与は有効ですので皮膚科に受診して治療を受けるべきでしょう。いずれにしても早期診断を受け、早期治療や感染の拡大を防ぐことが大切です。

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(認知症の人と家族の会 副代表 杉山孝博医師より)
8.疥癬(かいせん)
疥癬とは体調0.3ミリ程度の疥癬虫(ヒゼンダニ)にの寄生にによって生じる皮膚炎で、強いかゆみが特徴です。指の間、腕の内側、臍部の周り、陰部、わきの下などに湿疹のような発疹、疥癬トンネルと呼ばれる数ミリの細長い皮疹、掻き壊し、ひどい場合(ノルウエー疥癬と呼ぶ)には、皮膚が肥厚し細かくはがれて落ちる落屑(らくせつ)などの症状が見られます。
痒みのために夜間眠れなくなり、掻き壊して、食欲が低下して全身衰弱が進行します。高齢者の利用する施設や、病院に蔓延して、部屋やフロアが閉鎖になって大変な混乱を引き起こすことがしばしばあります。
小さな赤みのある境界不鮮明な発疹が湿疹と欲にているため、好ヒスタミン軟膏やステロイド軟膏が使われることがありますが、、一次的に痒みが軽くなっても、発疹が改善せずむしろ拡大します。特に高齢者、寝たきり老人、アルコール依存症、など全身状態の不良な人に、治りにくい発疹が見られる場合には、疥癬の可能性を考えることが必要です。
その場合、痒みのある他の利用者に接したことがあるか、ショートステイなどの施設サービスを利用したことがあるか、それらの施設で疥癬が問題になっているか、疥癬者などの周囲のものにも痒みの強い発疹が出ているかなどが参考になります。
診断は、強い痒み皮膚トンネルなど発疹の特徴、皮膚の削りくずからダニや虫卵の検出(顕微鏡で見つける)などにより行なわれます。早期診断して早期治療や感染の拡大を防がなければなりません。
治療方・対応法としては、まず、利用者に対して、疥癬の疑いまたは、診断の確定が、なされた場合、一般的には次のようなことを行ないます。
①.風呂に入ってよく体を洗います。ムトーハップ(六十ハップ)(硫黄浴)が有効です。硫黄かぶれを起こす人もいるので注意しましょう。
②.オイラックス軟膏が名度を全身にくまなくと付します。
③.シーツ、下着、衣服は毎日取り替えます。疥癬虫は熱に弱いので50度Cnoお湯に10分つけてから選択しうると良いでしょう。熱風乾燥も効果的です。布団やマットレスは日光消毒をこまめにしましょう。シーツ交換時、埃をたてないようにするためできるだけベッドクリーナーを使用します。
④.居室は毎日丁寧に電気掃除機をかけます。掃除機のパックは毎日取り替えましょう。スミチオン乳剤1000倍液などを散布して部屋の消毒を行なうことも必要な場合があります。
⑤.同室の利用者、家族には過敏な不安を与えないように、配慮した上で、事前に説明し、感染の症候が出ているかどうか注意して観察します。
⑥.スタッフに対して疥癬の利用者と接する物は、予防衣を着用する、強い痒み、発疹などの症候に注意。手洗い(石鹸)施行、嘱託医、看護師、寮母、施設長との間で連絡を密にするなどの注意を促します。
最近許可された、内服薬 イベルメクチン(商品名ストロメクトール)1回経口投与は有効ですので皮膚科に受診して治療を受けるべきでしょう。いずれにしても早期診断を受け、早期治療や感染の拡大を防ぐことが大切です。

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