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2009年12月21日

認知症介護実践者リーダー研修 7日目



静岡県総合社会福祉会館「シズウエル」6階

認知症実践リーダー研修・研修会場からの富士山

本日は人材育成の企画立案をこれまで学んできたことを基に

自施設で実習企画立案するための原案作りを行ないました

☆ 留意点
1.研修生個人の介護実践の向上のみで終わらない工夫を。

2.実習の目的並びに目標は、研修全体の目的に添ったテーマ設定であることが望ましい。

3.実習は研修のために展開されるものではなく任意賞の介護の質の向上をさせるために、現場で実践できる、もしくは今後実践の可能性のあるものをテーマに。

4.所属する事業所全体(上司・部下)の協力が必要。実習に先立ち、実習の目的と目標、内容、スケジュールなど職場内に周知を。

5.客観的視点を持って望む。(認知症介護の室の向上に向けて取り組む)



以上のことを留意しながら企画・実施・評価・考察していきます

次回H22 年2月8日に発表していきます。

スタッフの皆様ご協力宜しくお願いいたします。

企画書は書面にて報告いたします。






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2009年12月21日

杉山Drのやさしい医学講座

第1章 高齢者の疾病と主な症状
                  (認知症の人と家族の会 副代表 杉山孝博医師より)

7.食中毒


年間3~4万人かかっているといわれている食中毒は、細菌などの病原体や有害物質で汚染された飲食物を摂取することによって引き起こされます。嘔吐、下痢、腹痛、発熱などの胃腸症状が主な症状ですが、原因によっては、しびれや麻痺などの神経症状を伴うこともあります。



高齢者や体力の低下している人は、食中毒にかかりやすく、また、特に重症化しやすいので、特に注意しなければなりません。予防するには、食材の鮮度、食品の低温冷蔵(ただし冷蔵庫を過信しないこと)、調理人の手指の消毒(手洗い励行、負傷した手では調理しないこと)、包丁、まな板、などの調理器具の洗浄・消毒(熱湯をかける、乾燥して日光にさらす、好塩性の腸炎ビブリオに対しては真水でよく洗う)、加熱調理、調理後速やかに食べることなどの心がけが必要です。



直中毒の原因は、細菌やウイルスが最も多く、きのこやふぐなど自然毒もあります。原因菌の種類では、腸炎ビブリオが最も多く、サルモネラ菌、病原大腸菌ブドウ球菌と続きます。

①.腸炎ビブリオ菌

魚介類食べてから10~24時間後に冒頭のような胃腸症状が出現したら、腸炎ビブリオによる食中毒が考えられます。。予防には食材の水洗いを十分にして、よく火を通すことです。夏季には刺身などの生食を避けることも予防の1つです。





②.サルモネラ菌

サルモネラ菌による食中毒では、ひどい下痢や嘔吐、高熱などの激しい症状を伴い、鶏卵、うずら卵、あるいは肉類等が感染源となります。卵などの加工食品がサルモネラ菌に汚染されて、全国的な規模の食中毒を発生させることがあります。





③.病原大腸菌

大腸菌は人の腸管に常在していますが、ベロ毒素などを出して病原性を示すのが病原大腸菌です。野菜サラダや井戸水などが汚染されて広がることがあります。腸内出血性大腸菌の場合は、強い腹痛と血便が特徴で、尿毒症などを併発して重症化することもあります。





④.ブドウ球菌

手指、特に化膿した指によってブドウ球菌に汚染された食品を食べると、数時間後には吐き気、嘔吐、下痢などが出現します。この菌の毒素は耐熱性があり、普通の加熱調理では破壊されません」。細菌が産生した毒素による食中毒では、症状の発現が早いのが特徴です。





細菌感染で起こる食中毒では、一般的に重症化せずに数日程度で改善することが多いものです。
しかし、嘔吐、下痢、腹痛、脱水などの症状が激しく、血便や神経症状などを伴う場合には、速やかな治療が必要です。医療にかかる時には原因となる食品を「いつ」「どこで」「誰と食べて」「同じ症状を示している人がいるかどうか」を説明できるように心がけたいものです。




腸管出血性病原大腸菌O-157 による食中毒は死亡例も出て一時期世間を大きく騒がせましたが、現在では余り話題になっていません。しかし、「災害は忘れた頃にやってくる 」といいます。健康を保つために取り入れる食品が、かえって健康障害を起こすという矛盾をなくすために、日ごろから食品の摂取と、その取り扱いに用心することが大切です。







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Posted by 2人3脚 at 09:00Comments(2)医学講座