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2010年05月16日
家族先見えぬ不安・認知症長寿社会パート2
認知症長寿社会パート2
家族先見えぬ不安
切実な願い
(信濃毎日新聞より)
介護サービス
利用断られる例も
「今後拡充してほしいサービス」(二つまで選択)を尋ねたところ、32.3%の人が特別養護老人ホームを挙げた。ついでショートステイ、補助金などによる家計支援、デイサービスなどの時間延長、グループホームと続く。
精神的な負担が重い認知症の介護では、施設入所や預かりサービス充実を求める傾向が強い。だが、24.7%の人は施設入所や利用を断られていた。「認知症の人は入れないと言われた」(松本市、60代男性)、「大声を出す、歩きまわる、夜中に他人の部屋に入って迷惑をかけると言って、ショートステイの利用を断られた」(徳島県60代女性)などと、認知症の症状を理由に拒まれている。
在宅介護を限界まで、続けた末にすがったデイサービスを「付きっきりの世話が必要だから」と断わられ、グループホームへも入所できなかったと言う広島県60代男性は「頼みの綱に断られ、途方にくれた」とつづっている。利用している施設、ヘルパーなどのサービス提供者に問題と思う点が「ある」とした人は、ともに2割弱。スタッフが多忙で、本人が放置されている点を問題視する人が多い。
松本市の40代女性は、「常に尊厳をもった人間として接して欲しい」とも訴えている。一方、「とてもよくしてもらっている」と感謝の言葉を綴ったり、介護職員の増員、待遇改善を求めたりする人も数多くいた。65歳未満で発症した若年性認知症の場合、老人向け施設の利用を本人が納得しないことが多く、専門施設を望む声が寄せられている。
要介護度の認定について問題だと思う点が「ある」とした人は、26.8%。「介護の手間や切なさが反映されない」「認知症調査の時は本人がしっかりしていて、要介護度が低くなる。わずかな調査時間では、実態が分からない」といった不満が出ている。
介護と連携不足との声・医療
医療機関で認知症と診断されて告知を受けた際、気になった点が「あった」としたのは、16.9%。本人を無視して説明するような配慮に欠けた対応や、心の準備がないままに告知された苦しさなどを訴えている。医師や看護師の対応に問題が「ある」とした人は22,2%。「認知症について理解不足の人が多い」との指摘のほか、、「本人に幼稚な言葉を使い、尊重していない態度は不快」上田市50代女性)、「(医師が)本人の顔を見ず、家族の話も聞こうとせず、パソコンで薬と次の予約を打ち込んでいた」木曽郡、60代女性)といった声が寄せられた。
医療機関から介護やケアについて説明・紹介が「なかった」とした人は半数を超え、介護と医療の連携不足も浮き彫りになった。「自分でケアマネージャーや施設を見つけるのに走りまわった。」という人もいた。「介護認定の勧めもなかったので、まだ受けていない。手続きすらわからない」という人もいた。アルツハイマー型などは、今のところ根治法がなく、主な治療は進行を遅らせる薬の服用だ。専門医もまだ少ない。家族から新しい治療薬やワクチンの早期開発、専門医の養成を望む声が相次いだ。

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家族先見えぬ不安
切実な願い
(信濃毎日新聞より)
介護サービス
利用断られる例も
「今後拡充してほしいサービス」(二つまで選択)を尋ねたところ、32.3%の人が特別養護老人ホームを挙げた。ついでショートステイ、補助金などによる家計支援、デイサービスなどの時間延長、グループホームと続く。
精神的な負担が重い認知症の介護では、施設入所や預かりサービス充実を求める傾向が強い。だが、24.7%の人は施設入所や利用を断られていた。「認知症の人は入れないと言われた」(松本市、60代男性)、「大声を出す、歩きまわる、夜中に他人の部屋に入って迷惑をかけると言って、ショートステイの利用を断られた」(徳島県60代女性)などと、認知症の症状を理由に拒まれている。
在宅介護を限界まで、続けた末にすがったデイサービスを「付きっきりの世話が必要だから」と断わられ、グループホームへも入所できなかったと言う広島県60代男性は「頼みの綱に断られ、途方にくれた」とつづっている。利用している施設、ヘルパーなどのサービス提供者に問題と思う点が「ある」とした人は、ともに2割弱。スタッフが多忙で、本人が放置されている点を問題視する人が多い。
松本市の40代女性は、「常に尊厳をもった人間として接して欲しい」とも訴えている。一方、「とてもよくしてもらっている」と感謝の言葉を綴ったり、介護職員の増員、待遇改善を求めたりする人も数多くいた。65歳未満で発症した若年性認知症の場合、老人向け施設の利用を本人が納得しないことが多く、専門施設を望む声が寄せられている。
要介護度の認定について問題だと思う点が「ある」とした人は、26.8%。「介護の手間や切なさが反映されない」「認知症調査の時は本人がしっかりしていて、要介護度が低くなる。わずかな調査時間では、実態が分からない」といった不満が出ている。
介護と連携不足との声・医療
医療機関で認知症と診断されて告知を受けた際、気になった点が「あった」としたのは、16.9%。本人を無視して説明するような配慮に欠けた対応や、心の準備がないままに告知された苦しさなどを訴えている。医師や看護師の対応に問題が「ある」とした人は22,2%。「認知症について理解不足の人が多い」との指摘のほか、、「本人に幼稚な言葉を使い、尊重していない態度は不快」上田市50代女性)、「(医師が)本人の顔を見ず、家族の話も聞こうとせず、パソコンで薬と次の予約を打ち込んでいた」木曽郡、60代女性)といった声が寄せられた。
医療機関から介護やケアについて説明・紹介が「なかった」とした人は半数を超え、介護と医療の連携不足も浮き彫りになった。「自分でケアマネージャーや施設を見つけるのに走りまわった。」という人もいた。「介護認定の勧めもなかったので、まだ受けていない。手続きすらわからない」という人もいた。アルツハイマー型などは、今のところ根治法がなく、主な治療は進行を遅らせる薬の服用だ。専門医もまだ少ない。家族から新しい治療薬やワクチンの早期開発、専門医の養成を望む声が相次いだ。

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2010年05月16日
認知症ケア報酬拡充・認知症長寿社会パート1
認知症長寿社会 パート1
認知症ケア報酬拡充
12年度改定で検討
(信濃毎日新聞より)
長浜博行厚生労働副大臣は3月3日、厚労省で信濃毎日新聞の取材に応じ、2012年度に予定される次期介護保険制度改正で、認知症ケアに関わる介護報酬の拡充を検討する考えを明らかにした。さらに、12年度は医療の診療報酬改定も重なるーとして、制度のあり方について、介護と医療の役割分担を含めて、「今までより広い論議ができる」との見方を示した。
職員の専門教育が必要
認知症ケアの介護報酬は09年度改定で、専門的研修を受けた人材を配置する施設への「認知症専門加算」などが設けられた。認知症の人が増加する中、認知症介護の環境整備が求められており、、12年度改定で、更なる報酬の充実が焦点となりそうだ。
長浜副大臣は、認知症介護の現状について、「介護保険導入から10年たっても、まだ社会全体で受け止める状況にはなっていない部分がある」との認識を示し、課題として、介護者が心身ともに追い詰められないような在宅サービスの拡充を挙げた。また、暴力や徘徊などの症状を理由に、認知症の人が施設から入所や利用を断られている状況に対し、「適切なケアができないのに(症状の激しい人を)受け入れると利用者、施設職員双方が悲劇的な状況になる」と指摘。受け入れ態勢を整えるためには、介護施設の専門教育が必要だとした。
一方民主党が昨年8月の衆院選で掲げた「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」との政権公約が実現していない点については、「実現に向けて法律の枠組みなどを検討している」と説明した。全国で40万人を超える待機者がいる特別養護老人ホームなどの整備に関しては「自宅か特養かではなく、様々な場所で、暮らせるよう、グループホームや高齢者専用の賃貸住宅の整備を進める」と述べた。

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認知症ケア報酬拡充
12年度改定で検討
(信濃毎日新聞より)
長浜博行厚生労働副大臣は3月3日、厚労省で信濃毎日新聞の取材に応じ、2012年度に予定される次期介護保険制度改正で、認知症ケアに関わる介護報酬の拡充を検討する考えを明らかにした。さらに、12年度は医療の診療報酬改定も重なるーとして、制度のあり方について、介護と医療の役割分担を含めて、「今までより広い論議ができる」との見方を示した。
職員の専門教育が必要
認知症ケアの介護報酬は09年度改定で、専門的研修を受けた人材を配置する施設への「認知症専門加算」などが設けられた。認知症の人が増加する中、認知症介護の環境整備が求められており、、12年度改定で、更なる報酬の充実が焦点となりそうだ。
長浜副大臣は、認知症介護の現状について、「介護保険導入から10年たっても、まだ社会全体で受け止める状況にはなっていない部分がある」との認識を示し、課題として、介護者が心身ともに追い詰められないような在宅サービスの拡充を挙げた。また、暴力や徘徊などの症状を理由に、認知症の人が施設から入所や利用を断られている状況に対し、「適切なケアができないのに(症状の激しい人を)受け入れると利用者、施設職員双方が悲劇的な状況になる」と指摘。受け入れ態勢を整えるためには、介護施設の専門教育が必要だとした。
一方民主党が昨年8月の衆院選で掲げた「介護労働者の賃金を月額4万円引き上げる」との政権公約が実現していない点については、「実現に向けて法律の枠組みなどを検討している」と説明した。全国で40万人を超える待機者がいる特別養護老人ホームなどの整備に関しては「自宅か特養かではなく、様々な場所で、暮らせるよう、グループホームや高齢者専用の賃貸住宅の整備を進める」と述べた。

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